鮎正宗酒造の雪中貯蔵酒の取り出し作業に参加してきました

今日は朝から良く晴れた1日でした。

そんな中、新潟県妙高市にある鮎正宗酒造さんで行われた雪中貯蔵酒の取り出し作業に参加してきました。

鮎正宗酒造さんで行われた雪中貯蔵酒の取り出し作業に参加してきました

こちらは蔵元近くの猿橋という関川に架かる橋の上から、正面に黒姫山、右手に残雪の残る妙高山山頂が見える位置です。

雪どけが一段落した比較的穏やかな関川の流れと、新緑の初夏を満喫できる景色が広がっています。

雪どけが一段落した比較的穏やかな関川の流れと、新緑の初夏を満喫できる景色が広がっています

鮎正宗酒造さんは、当店から車で約40分ほどの妙高市と長野県飯山市の県境に近い山あいの地域にあります。

実は今回の雪中貯蔵酒は、今年の2月に私も参加し、その作業を行っていました。

その時の模様をまとめたブログはこちらから→鮎正宗酒造で行われた日本酒の雪中貯蔵に参加してきました

その頃の冬景色は以下の通り。全然違いますね。。。

その頃の冬景色

この地域は平均2メートルも積もる地域です。雪中貯蔵をしたわずか4ヶ月前はこんな景色だったと思うと、ちょっとびっくりしますw

 

さて、蔵元に到着するとすでに雪を覆っていたシートが剥がされ、いよいよ雪中貯蔵酒の取り出し間近でございました。

雪中貯蔵酒の取り出し間近

冬の雪のイメージとは違うなと思う方がほとんどかもしれません。

雪中貯蔵の当初はこの写真以上の雪をかぶせていますが、雪の中に含まれるチリやほこりなど雪が溶けることに凝縮され、雪の上に現れてしまいます。

見た目は少々悪いのですが、表面だけで中にある雪は白さを保っています。これを見て改めて思うのは、大気がいかに汚れていて、雪がそのチリやほこりを包み込んでくれるかが分かる瞬間でもあります。

雪が降ることにより、空気が澄んでいると感じている裏付けでもありますよね!

雪と言うよりも氷の塊に近い状態の雪を重機も使いながら削り落とします

雪と言うよりも氷の塊に近い状態の雪を重機も使いながら削り落とします。

通称:剣スコと呼ばれる先のとがったスコップで突いても結構堅く、重機を使わないと崩せないことを身をもって実感したのでした。

表面の雪を落とすとブルーシートの下から、この冬に埋めた日本酒のケースが見えてきます。

表面の雪を落とすとブルーシートの下から、この冬に埋めた日本酒のケースが見えてきます

2月に埋めたケースを目の前にし、割れていない状態を見ると一安心します。

雪中貯蔵のメリットは、冷蔵庫と違い温度変化がほとんど無いことです。冷蔵庫は霜取りなどの時間帯は一時的に温度が上がりますが、雪の中は今日のこの日まで約4ヶ月の間、約5度以下に保たれていたのです。

ケースが見えてきたらここからは人海戦術で、まるでバケツリレーのようにお酒のケースをパレットに運びます

ケースが見えてきたらここからは人海戦術で、まるでバケツリレーのようにお酒のケースをパレットに運びます。

酒店の仲間6人で作業を手伝ったのですが、普段はこんな短時間の間にお酒のケース(通称:P箱)を数多く持つことはなく、山の中で涼しいはずなのに汗をかきながら作業を続けました。

蔵人と酒店の仲間6人の交流がまた楽しいひとときでもあります

蔵人と酒店の仲間6人の交流がまた楽しいひとときでもあります。一緒の作業をすることにより、この雪中貯蔵酒への愛情も湧いてきます。

みんなでやった作業の楽しさを消費者の皆様にもお伝えし、納得してご購入頂くのがこの頃大事だなと思う次第です。

この日は本当に良く晴れて、青空と新緑のコントラストがまぶしいくらいの作業時間でした

この日は本当に良く晴れて、青空と新緑のコントラストがまぶしいくらいの作業時間でした。

音は収録できませんでしたが、時折ホトトギスが鳴いているのを聞きながら、気分良く作業を続けることが出来ました。

運び出しの作業は1時間ほどで終了しました。周りにはまだたくさんの雪が残っておりますが、この時期なら2、3日で溶けてしまうそうです

運び出しの作業は1時間ほどで終了しました。周りにはまだたくさんの雪が残っておりますが、この時期なら2、3日で溶けてしまうそうです。

こういう初夏にあっという間に雪が溶けるというお話を聞くと、冬の雪かきの苦しさ何だったんだ、と思ってしまう雪国に住む店長のぼやきでした(笑)

そうそう、いつもは蔵人だけでこの作業を行うので、今日の倍以上の時間がかかっていたようです。我々酒店の仲間が6人加わった良い効果があったのかな?

 

さて、その一通り取り出しの作業を終えた後は蔵の中でお茶を一杯ごちそうになりました。

社長様も顔を出してくださり、雪中貯蔵の難しさや昔話のほか、いろいろと今後のお話なども聞けたので良かったです。

 

今日の1日を動画にまとめてみました。良かったらご覧くださいませ

 

ちなみに、今回取り出した雪中貯蔵酒は越淡麗という酒米で作った純米吟醸酒です。

今年は来週の6/13(金)までに蔵出しされ、当店に入荷してくる予定です!

鮎正宗 雪中貯蔵 純米吟醸 商品画像

このお酒に関して詳しくは当店ホームページをご覧ください。

鮎正宗 雪中貯蔵「鮎」純米吟醸

 

今回の作業を体験し思ったのは、雪中貯蔵や雪室といった雪国ならではの貯蔵方法を改めて身をもって知ることが出来て良かったなと思いました。

雪国らしさを表せますし、冷蔵庫を使った貯蔵方法とは違い、雪室を作り、そして取り出すという人の手が入る素晴らしさをも実感しました。

 

私は可能な限り蔵元に出向き、そして作業を共にすることにより、こうやって皆様に説明出来ると思っていますので、今後も蔵本訪問、作業のお手伝いを続けていきたいと思っています。

Facebookでコメントをどうぞ!

こちらの記事も一緒に読まれてます。