鮎正宗酒造で行われた日本酒の雪中貯蔵に参加してきました

新潟県妙高市にある酒蔵「鮎正宗酒造」で日本酒の雪中貯蔵の作業が行われました。
2/13夜からお天気は暴風雪で作業が行われるか心配でしたが、本日2/14に雪中貯蔵の作業の見学とお手伝いをしてきました。
雪の鮎正宗酒造の前の道路
前日からの荒れたお天気で道路状況が心配でしたが、朝7時過ぎに自宅を出て約40分で到着しました。


ストリートビューの夏頃の様子と比べると違いが歴然としてますね。積雪は1メートルを軽く超えていそうです。
鮎正宗酒造の入り口
では、さっそく鮎正宗酒造にお邪魔します。
こちらの蔵元は「鮎正宗」という銘柄で知られ、上質な湧水から造られるやわらかな口当たりの味わいが特徴の蔵元です。
根強いファンも多く、またいろいろな新商品を出して頂いているので、私ども地元酒店も特におすすめしている銘柄でもあります。
茅葺き屋根が特徴の蔵元「鮎正宗酒造」
こちらの蔵元の正面の建物は昔ながらの茅葺き屋根です。
その屋根にも多くの雪が積もり、下に雪が落ちてくるようです。
茅葺き屋根に雪が積もる
夢中になって蔵の様子を撮影していたら、雪中貯蔵やるので早く来て下さいと電話を頂きました^^;
雪中貯蔵を行う現場
こちらが雪中貯蔵をする蔵の敷地内の現場です。
コンパネ板を敷いて土台を作る
今日は見学だけで無く、作業を手伝うことになりました。
仲間の酒店5人と蔵人10人ほどで、今回の雪中貯蔵の作業の始まりです。
まずは土台作りから。コンパネ板を引いてお酒を水平に置くスペースを作ります。
雪中貯蔵を行うお酒が到着
しばらくすると雪中貯蔵を行うお酒が到着しました。
この雪中貯蔵用に造られた新潟が誇る酒米「越淡麗」50%精米の純米吟醸(一度火入れ)のお酒です。
お酒を順序よく並べていく
人がたくさんいるためか、いつもより作業が早く進んだようです。
通称P箱と呼ばれる1.8L瓶の酒類の流通の過程で使用される6本入れのプラスチックケースを順序よく並べていきます。
1.8Lを1800本貯蔵します
今回はこの6本入を300ケース、1.8Lを1800本貯蔵する予定だそうです。
人海戦術で作業は続く
今回は作業者が多くいるので、人海戦術で作業が進みます。
私ども酒店の店主も普段から持つP箱ですので、持ち方も様になっております。
300ケースを並べました
寒い冬のはずですが、汗をかきながら300ケースを30分ほどで並べ終えました。
微妙に土台がゆがんでいるように見えますが...OKの範囲内のようです。
この頃少し晴れ間も出て、白と青のコントラストがきれいだなと思いました。
蔵の裏手には川が流れている
蔵の裏手には川が流れていて、水が豊富にある地域であることがうかがえます。
私たち酒店の仲間は、ひとまず現場を離れ、蔵の中の見学をさせて頂きます。
酒米を蒸す作業
蔵の中では酒造りの真っ只中で、お忙しい中見学をさせて頂きました。
こちらは酒米を蒸す作業で、下から送られる蒸気で甑(こしき)と呼ばれる釜の中で酒米「五百万石」が蒸し上げられます。
信州産のりんごと温かいお茶を頂く
酒米が蒸し上がるまでしばらく時間があったので、休憩室でりんごと温かいお茶を頂きました。
汗をかいていたのですが、作業が終わるとすぐに汗も引き、温かいお茶が美味しく感じるくらい体が冷えていたようです。
ちなみのこのりんごはお隣の長野県の中野市の信州産のリンゴで、みずみずしく適度な堅さと甘酸っぱい酸味がとても美味しく感じました。

鮎正宗酒造がある妙高市猿橋は、車で少し走れば1ヶ月後に北陸新幹線の飯山駅がある長野県飯山市に行ける、長野県と隣接する山深く、雪も多く降る地域です。
酒米が蒸し上がり、放冷と呼ばれる冷ます作業へ
お茶を頂いてからおよそ15分後の午前9時半に、酒米が蒸し上がりました。
蒸し上がった酒米をスコップのような道具で掘り出し、放冷と呼ばれる酒米を冷ます作業が続きます。
雪中貯蔵のお酒を囲む作業が終了し、雪をかける作業へ
私たちが蒸し上がった酒米を見ているころ、残った蔵人が雪中貯蔵のお酒を囲む作業を続け、戻ったらすでに雪をかける作業に進んでおりました。
ここからは蔵の周りにある大量の雪を重機と除雪機を使い、一日掛かりで囲った場所に雪を盛っていきます。

私たちはその作業を見守りたいところですが、結構時間がかかるので、ここで解散となりました。
その後の作業は蔵の方から写真を提供頂きました。
たくさんの雪を盛っていく
とにかくたくさん雪はあるので、周りからお酒を囲った場所に目掛けて雪を盛っていきます。
重機と除雪機でもかなり時間がかか作業ではありますが、夏までの冷蔵コストを考えるとエコであることは分かります。

雪中貯蔵にする意味として、冷蔵庫とは違い、一定の低温状態が保てる点があります。
冷蔵庫は温度が上がると冷風を回して温度を下げますが、その際に微妙に温度差が生まれます。
しかし、雪中貯蔵は雪の中にありますので、温度はほとんど変わりません。

一定の低温状態が保てるということは、温度差の無い中でお酒が静かに熟成出来るということで、そのメリットはあるようです。
夕方頃、作業は終了したようです
夕方頃、雪中貯蔵の作業は一応終了したようです。
春まで雪を補充しながら、断熱性・耐紫外線のあるシートをかけて、6月上旬の初夏まで雪の中で静かに眠らせます。
鮎正宗 雪中貯蔵「鮎」 純米吟醸
当店でもこの「鮎正宗 雪中貯蔵「鮎」 純米吟醸」を、6月下旬頃発売を予定しております。
雪の中で4ヶ月ほど瓶貯蔵したこのお酒は、再度火入れを行い、やわらかく熟成した味わいをお楽しみ頂ける夏の人気商品です。

ご予約開始は例年5月中旬頃からになると思います。
ご予約は「鮎正宗 雪中貯蔵「鮎」 純米吟醸」のページからどうぞ

Facebookでコメントをどうぞ!