前回の続きよりですが
出麹(でこうじ)の作業を見た後は
すぐ側にある釜場と呼ばれる酒米を蒸し上げる区画に移動します
酒米は炊くのではなく、蒸気によって蒸し上げます。
これを「蒸きょう」と言い、蒸し上がった酒米を「蒸米(むしまい)」と言います
昨日に洗った酒米を甑(こしき)と呼ばれる蒸し器に張り込む作業です。
実はこれは貴重な見学かもしれません。
通常は朝飯前に行われる作業で
酒米を蒸している約2時間弱の間に蔵人は朝ごはんを食べたり、
休憩すると言われているからです。
普通なら早朝に来ないと見れない作業なんですが
この日はこの時間帯に行われていました。
続いて、仕込み途中の醪(もろみ)を攪拌(かくはん)する作業である櫂入れ(かいいれ)を見ました。
床に開いた丸い穴に棒を突っ込んでいるようにしか見えないかもしれませんが
この丸い穴の下に大きなタンクがあるんです(←昨年の蔵元訪問の記事の一番下の写真をご覧下さい)
タンクがある階が1階で、この丸い穴があるところが2階
実に合理的に蔵の中は組み立てられています。
醸造途中のお酒ですが
すでにフルーティな若いバナナのような香りが漂います。
使用する酵母によって生まれる香りが微妙に違います。
原料がお米なのにフルーティな香りがするのは不思議ですよね~
その香りを嗅ぐと「蔵元に来たんだ」って実感が沸きます
造りとは直接関係無いかもしれませんが、このように丸山酒造場ないでは、使用される道具類がきれいに整理されています。
お酒の味わいとは直接関係無いところでもこの蔵元の姿勢がやはり伝わってきます。
雪中梅は人気のある銘柄ですが
それに胡坐をかくことなく、丁寧な造りがずっと続いていることが確認できました。
最後に社長室で少しお話をさせて頂きました。
そんな中でも外では吹雪いたり、雲の切れ間から日が差し込んだりと
目まぐるしい展開ですが、またその景色が良いんですよね。
当店も蔵元と同じ地区にあるので見慣れている景色ではありますが
四季によって様変わりする風景がやっぱり好きです。
また、雪が降る冬時期は一定の低温状態が保たれるので
酒造りには理想的な季節でもあります。
雪が降りすぎるのは困るけれど
実は日本酒も雪の恩恵を受けてできています。
いつもはあまり気にしないのですが
こういう風に考えると「チョッと自然を大切にしなければ」
って思います。
地元の大切な蔵元ですから
今後も見守っていきたいと思っております。
丸山酒造場の皆様
ありがとうございました。
