先日の「越乃雪月花 純米大吟醸 斗瓶取り」編のつづきです。
今回はその後行われた「越乃雪月花 純米大吟醸 中取り」のお話です。
斗瓶取りで雫として落ち切れなかった醪(もろみ)とタンクの残りの醪(もろみ)を今度は少しの重りをのせて搾ります。

まずはタンクに残ったもろみを槽(ふね)と呼ばれる搾るための道具の近くの小さなタンクへ移します。
lこれも当然手作業となるわけで、手間がかかります。

醪(もろみ)を搾るための袋へ入れます。
最初はいいのですが、次第に容器から伝わるもろみの重たさと冷たさで結構辛い作業となり、酒屋さんも交代で頑張りました。

その醪(もろみ)が入った袋を槽(ふね)の中に並べます。
これもコツが入る作業で、簡単にはいきません。ほとんど蔵の方のお世話になりました。

こんな感じで互い違いにほぼ平らになるようにきれいに並べられます。
そしてこの上に重りをのせ、時間をかけてゆっくりと搾るのです。

槽(ふね)の下の口からは、搾りたてのお酒が出てきます。
これもバッチリ試飲させて頂きましたが、斗瓶取りと大差のない吟醸香とふくらみもありキレもある素晴らしいお酒でした。
作業はこれで終わりでその後の作業(貯蔵や瓶詰め)は蔵人の方へお願いしてあります。
斗瓶取り(生酒)は今月末くらいに、中取りは瓶燗火入れと低温熟成をかけ4月末くらいに当店へ入荷する予定です。
この日は最後にお昼を頂いてから、妙高酒造のその他の出来立て・貯蔵中のお酒の利き酒と平田杜氏の酒造りのお話を聞きました。
杜氏の話は酒造りの中でもかなり難しいお話です。酒屋の皆さんは真剣に聞き入っていました。
もちろん私もですよ。

飲まずに吐いてしまう利き酒はもったいなくも感じますが、酔ってしまって舌の感覚を鈍らせない為なのです。
まずは上立ち香と呼ばれるお酒を鼻に近づけて感じる香りを嗅ぎ、その後少量のお酒を口に含みます。
ズズズと音を立てるのは、口の中で空気に触れさせ味や香り(含み香)を判断します。
そして、最後に吐く瞬間の味や香りも重要となります。
蔵の外に出たら、朝の天気が嘘のように日が差して温かくなっていました。
雪もどんどん溶けていますが、本格的な春はもう少し先です。
酒屋の皆様お疲れ様でした。
