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新しい酒米 越淡麗

2006年12月15日 22:03

酒米ってご存知ですか?
正しくは「酒造好適米」という日本酒を造るために適したお米のことを言います。

新潟県を代表する酒米は「五百万石」というお米。
淡麗辛口と呼ばれる「スッキリ、キレがある」新潟らしい酒造りには最も適したお米です。

しかし、その五百万石にも弱点が…
精米を高めていくと米が割れてしまうのです。
これは吟醸酒と呼ばれる高い精米歩合が必要な酒造りには不向きのお米です。

それと五百万石は悪く言えば味の「ふくらみ」のないお酒になってしまうので、吟醸酒の出来具合を競う鑑評会の出品酒では、ふくらみや味わい深いのが特徴の「山田錦」が使用されています。

山田錦は新潟では栽培しにくいのです。
倒伏しやすいこしひかりと同じく背丈が高く、更に1週間ほど後の収穫となるため台風などの被害に遭いやすいからです。

酒米
酒造りは生産から製品になるまでオール新潟でを合言葉に新しい酒米の研究が15年ほど前から行われていました。
新品種を開発する際には当然栽培特性(栽培しやすさ)を考慮します。
しかし、今回の新しい品種はそれを一度全部外して、酒の味だけのみで作り出されました。
じつは「五百万石」と「山田錦」を掛け合わせて新品種が作られたのです。

その名は越淡麗こしたんれい

越淡麗は背丈も高いのですが、こしひかりの栽培ノウハウがある新潟の農家にはそれほどのハンデではありませんでした。しかも、倒伏しにくい五百万石の特性も引き継いだようで、思ったよりも倒れにくい稲となったようです。

「五百万石」と「山田錦」の両方の特性を引き継ぎ、出来上がるお酒は味わい深く、淡麗さもバランス良く兼ね備える究極の酒米とのこと。
そのお米が今年から本格的に栽培が始まり、新潟を代表する新しい酒米の誕生となりました。

その越淡麗だけを使って仕込んだお酒が来週登場します。
越淡麗・純米無濾過生原酒
千代の光酒造から今年採れたばかりの越淡麗を使用し出来上がったお酒です。
越淡麗の一つの顔を表現するためにあえて「純米・無濾過・生酒・原酒」での発売です。

どんな酒に仕上がったのか?
お酒自体はまだ手元に届いていないので分かりませんが個人的にとても楽しみです。
現在予約受付中です。数量限定なので予約が確実です。

新潟の酒造りに対する思いはどこよりも負けません。
越淡麗がこの先大きく羽ばたいていくことを期待します。

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